エルフでビキニでマシンガン!外伝「エルフでビキニでクリスマス!」その3

満面の笑みを浮かべ、キリノを真っ直ぐに見つめると、女神は右腕を突きだし、握りしめた拳から親指を立てる。
いわゆるサムズアップ、別名GJポーズ。
おい、女神、もちっと行動に神秘さと荘厳さを持て。
『素晴らしいです! あれも、ビキニに次いで良い物です! むしろ足の付け根の切れ込みをもっと鋭角にすると凄くいい! きっとお尻のラインが露出してもっとエロ……いえ、美しく見えます!』
「…………」
そうか、どうりでサブリナと友達になれるわけだ。
この女神、頭の中はサブリナとほぼ同じだ。
ダメ女神、いや駄女神だ、この人。
『素敵です、キリノ様とやら、あなたはサブリナが仕えるべき『古き人』の一族なのでしょう。気を抜けば太り、年老いる……でも、それでもなお、その水着はいい! 素晴らしい! 未来を感じさせます! ビキニと並んでこの水着は素晴らしい!』
「で、でも女神様! あのワンピースでは鎧にしたときに華やかさが!」
とうとう先輩が声を上げた。
声が上ずっているのはこんな駄女神でも彼女にとっては「神」だからか、思わぬ成り行きに動転してるからか。
『そなたはテ=キサスの新しい女王ですね』
と女神ビ・キニは優しい視線を先輩に向けた。
『自分たち人類を信じるのです。ビキニとワンピースは世界を二分する物ではありません。どちらがどちらではなく、どちらも素晴らしいものなのです。そしてあなたたち人類はきっとワンピースを鎧に替えたときもデザインで、材質で、そして何よりも着るものの体型で、無限にいやらしい……もとい、無限に素晴らしい華やかさと艶を持たせることが出来るでしょう』
今、この女神、いやらしいとか言ってたぞ!
『…………そこのあなた、【古き人】故に敬意を持って見逃しますが、私は決して破廉恥でいやらしい物が好きな女神ではありません。単に男女の美学を重んじるのです。男は筋肉で鎧を支える美しさ、女は肌を露出させて戦うことの美しさを追求すべきなのです』
どうやら女神は俺の頭の中の突っ込みを「聞いた」らしく、ちょっと慌てたように言った。
『戦いとは、そんな男女が激しい運動で汗でぬらぬらと肌を輝かせ、ぶつかり合い、命がけで戦うからこそ萌えるのです、いえ、燃えるのです! それこそが命の輝きなのです! あなたのような少年は、もっと己を磨きなさい』
と真面目な顔で女神は俺を見て言った。
どう聞いてもそのご意見は「戦神」という荘厳な名前に似合うものではなく、単なる戦闘マニア、あるいは何かの「困った人」の台詞にしか聞こえない。
確かに戦争の神様だから多少こちらの常識とは違う思考だろうとは思っていたが、これは斜め上過ぎる。
『そう、あなたはあと五キロほど痩せれば、女装が似合うようになるでしょう。そうすればきっとあなたもビキニとワンピースのよさが分かるようになります」
「おい、それって女装しろって事か?」
「そうです、ザッツ正しい方のオーライ」
この女神、とうとう英語使いやがった。
「ちなみに私は屈強な男と女装美少年の組み合わせも大好きですが、あなたのようなオトコの匂いを残した少年が助走し、がっつり組み敷かれるのも、組み敷くのも好きです、大好きです! 相手はこの場合屈強な男の戦士でも女の戦士でも、また美少年同士でも結構です!』
「うわ、腐女子要素まであるのかよお前!」
女神を指差して「お前」呼ばわりもないもんだが、俺はうっかり突っ込んでしまった。
『お前なんて言わないで下さい! 私、一応女神なんですからねっ!』
ぷうっと頬を膨らませ、顕現なさったときの荘厳さはどこへやらの女神ビ・キニは『では帰ります!』と鳥居の中に消えていった。
「…………なんて女神だ、っていうかこの世界の神様はあんなんか?」
この国に大呪詛を駆けて世界を変革しようとしているあの大魔導士、ザック・ナイダーが言った言葉の意味が、俺には別の意味でよく分かった。

こりゃ、変えたくなるわ。

「まー、神様って言っても今は魔法の管理システムのインターフェイスみたいなもんだからねー。あたしと同類」
サブリナの答えに少しホッとした。
そうだよな、本物の神様じゃないよな。うん。
と周囲を見回すと同じぐらいあきれ顔のキリノと俺、サブリナの他は皆、大地に膝を突いて敬虔な祈りを捧げている。
「あれ……あの姿と言動を見ても呆れてないのか?」
「うーん、彼らには遺伝子レベルで、神々の『困った言動』は見えないし、聞こえないの。さっきのビキニっちとあるじ様たちの会話も、他の人類には聞こえてないわ」
「そんな……」
洗脳詐欺だ、と言いかけた俺に、キリノは手を挙げて制した。
「彼らはそうやって生きていくように適応した、ということね?」
「そういうこと。こういうのをなんて言うんだっけ……そうそう『知らぬが仏』ってやつ?」
「どっちかっていうと、知らぬが女神、だな」
俺はしみじみと溜息をついた。ことわざ的に間違ってる気がしたがもうどうでもいい。
案外、俺らが現代社会で「いる」と思っていた神様も、外から来た連中から見ればこういうものなのかもしれない。
いや、世界そのものを造った「なにか」もこの世界以外から見れば……やめたやめた。
こういう話は切り上げだ。

さて、クリスマスどうしようか?

 


駄女神、ビ・キニが帰ったその日から、俺らは必死になって街の人たちに「クリスマス」の説明をしなければいけなくなった。
問題なのは「キリスト教」という要素(ファクター)なしにその成り立ちをどう説明しようか、という点だったが、これは女神を召喚してしまったことで図らずも「ワンピース水着が認められた聖なる祭り」という認識になってしまった。
まあ、キリスト教ってこの世界じゃ一回転(?)して新興宗教になっちまうから、これでいいのか。
でも何をどうやって、という具体的な例をどう示すか、についてはキリノが答えを出してくれた。
「映画よ」
「でも、クリスマスの映画ってクリスマスそのものを描いたものって殆どないだろ? クリスマスに起こる悲劇だったりコメディだったり、アクションだったりで」
「最適の映画があるわ」
そう言って図書館のDVDライブラリから一枚古い映画を引っ張り出してきた。
「『クリスマス・キャロル』? 1970年の映画かぁ。随分古いな」
「好きな映画よ。主人公のスクルージがお祖父ちゃんによく似てたから」
「え?」
「顔だけね。そう言ったら苦笑いしてた」
そういったキリノの目が少し遠くを見た。
「…………」
俺らにとっては十年にも満たないが、この世界の時間で言えば100万年以上昔の話。
「とりあえず、この映画に出てくる主人公のスクルージは嫌なやつで、物語の前半はクリスマスにやるべき事をしない、ってことになってるわ。だから『なにをするか』を教えるのに役立つと思うの。あと歌と踊りのミュージカル映画だし」
「なるほど」
「それに19世紀末のイギリスが舞台だから、この国の人たちにとっても『未来の自分たちの姿』としてうけいれやすいと思う」
なるほど、そういえばイギリスって王様より、殆どの時代を女王が支配してる国だっけ。
「あとは先輩……女王陛下からお達しを出せばいいのか」
というわけで、その日からヘビーローテーションで視聴覚室での「クリスマス・キャロル」上映会が始まった。
終わるとクリスマスのセミナー……いや、説明会というか、何というか。
とりあえず、映画のお陰で「女王陛下はこういう風景をお望み」ということは理解してもらえた。
ちょっと興味深かったのはこの映画ははじめてテ=キサスの住民に「今まで見たことのない物語だからもう一回見せて」とせがまれる作品になったということだ。
考えてみればミュージカル映画というのはこれまでかけたことはなかった。
彼らにしてみれば旅芸人の芝居の特大版としても見られるわけで。
で、翻訳魔法のお陰もあるんだろうが、見終わった後母親も子供たちも一緒になって劇中歌の「Thank you very much」を歌いながら帰って行く姿が見られるようになった。
俺自身もこの映画は好きになった。
豪放磊落な「現在のクリスマスの精霊」を見てちょっぴりジイちゃんを思い出したのかも知れない。
最初「人生が嫌いだ」と拗ねるスクルージは昔の俺自身のようで、それを励まし「いたわりの美酒」を飲ませ、一緒に歌い空を舞ってくれる豪放磊落な「現在のクリスマスの精霊」は、落ち込んだ人を励ますときのジイちゃんそのものに見えて涙が出そうになった。
そして最初見終わったときは、ただ改心してイイ人になった、という風に見えたスクルージが何度も見返す内、実は「未来のクリスマスの精霊」が見せた数年後に死ぬという未来を受け容れて、その上で人生を楽しむために金銭への執着というしがらみを棄てたんだ、と気がついたからだ。
変えられなくてもいい、今を楽しもう、というのは「人生が好き」という「現在のクリスマスの精霊」が歌う「 I Like Life」の歌詞だが。
そういえば子供と一緒に歌いながら出て行く母親たちは仕事場で歌ってるのは「I Like Life」が多い気がした。
そして妙に熱心にキリノと先輩はクリスマスの飾り付け造りに精を出した。
といってもリースと鈴、そして幼稚園でよく見るような紙鎖の飾り付けだが。
これが学校砦のあちこちに飾られるようになった。
しかもコピー機で数十枚「クリスマスのお知らせ」という告知を出力し、砦の周囲にある高札に掲げた。
まあ、そんなわけで「クリスマスという催し物を砦でやるらしい」という話は旧王都にも伝わっていったみたいで、周辺に出来つつある町を鍛錬がてら馬を走らせたり、散歩してたりすると子供や、その親たちに質問されることが増えた。
「まあ、お祭りだよ。収穫祭とは別に、今年を無事に終えられた、ってことでみんなで祝おう、ってことさ。食べて飲んで歌って。今年はブルネドが来たりとか色々あったしさ」
俺は努めてそう軽く言うに努めた。(続く)

エルフでビキニでマシンガン!外伝「エルフでビキニでクリスマス!」その2


「なんか頭の中で想像すると、それってワンピースの水着型サンタコスプレじゃないのか?」
「ぬ……」
言われてキリノは気づいたらしい。
あ、またいつもの「うっかり」が発動してたな、さては。
こいつは冷静だし、状況の判断は素早いのだが、論争常態になると負けず嫌いの性格故か、それとも豪放磊落なロシアンマフィアのお祖父さんの血なのか、時折「何の為か」がすっぽ抜ける欠点がある。
「ワンピースの水着ってなんですか?」
「ほら、この前先輩に見せた……」
と俺が執務室の隅にある箱を指差す。そこには学校の指定したスクール水着が入っているはずだ。
ぼっ、と先輩の顔が真っ赤になった。
「あああああああ、あ、あれはだめです!」
声が裏返っている。
「あんな、あんな、は、破廉恥な、身体の線と布地を一体化させて見せるようなものはダメです! いやらしすぎます! 卑猥です!」
きょとんとキリノは俺を見た。
「どういうこと?」
「いや、俺にも分からん」
人の美意識というのは文化をひとつ隔てると無限の段差を生むもんらしい。
「肌の露出は減るのに?」
「肌の露出はいいんです! あのぴっちりと身体の線を協調するのは駄目です!」
「露出するほうが駄目だと思う」
「人の素肌は自然のものです、あんな……あんな……うっすい布地でぴったりと……ああ、なんていやらしい!」
「確かに身体のラインが出るから、嫌らしいと言えば言えるけど、あの紐ビキニのほうが卑猥だと思う」
とキリノが当然の疑問を投げかけるが、先輩は「駄目な物はダメです!」と怒りそうになった。
まあまあ、と俺は割って入ったが正直これじゃクリスマスは難しいな、と思った。
「んー、だったら聞いてみる?」
意外な助け船は机の上からやって来た。
「あたし、戦女神のビ・キニとはダチだし。実際呼び出して聞けばいいじゃん?」
「おい、サブリナそんなこと出来るのか?」
「できるわよー」
それまでぺたんと座っていた二頭身のカウガールはひょいと立ち上がった。指笛を吹くと、スレイプニールという名を持つ、彼女の付属移動ユニット……というより同じ様にディフォルメされた子馬がテーブルの下から飛び上がると、とったかやって来て停止する。
「少なくともヴァルちんは知り合いだし、あたし霊子周波数しってるから実体化させて直接指示が意見聞けるよ」
「霊子周波数?」
「あー、ほら彼女たち『神々』が人の想念が霊子って言う素粒子のひとつに働きかけて生み出されたって話はしたでしょ?」
「まあな」
「で、で、素粒子や量子は『波』…………だから神々の個性ってのは周波数なのよ。かつては未整理でノイズも多かったから普通の人類にも見えたし声も聞こえたんだけど、今は人の思いが長年積み重なって純化してノイズがなくなったから殆ど見えなくなったの。でも事象は発生する、と…………電波自体が放送局になって永遠にこの辺りをうろちょろしてるって考えて頂戴」
どうにも納得しかねる話ではあるが、そういうことにしておかないと話が前に進まないので俺は頷くことにした。
「つまりあれか、電波の受信装置があればラジオやテレビみたいに姿形が見えて、話もできるって事か?」
「そういうことそういうこと」
こくこく、と二頭身カウガールは頷いた。
「なあ、その理屈でいうと神様と幽霊の区別が……」
「じゃーはじめましょー!」
俺の疑問をしれっとサブリナは無視しやがった。

 


その翌日、サブリナは学校砦の運動場…………今は訓練場と呼ばれる……のど真ん中に、砦周辺の街を作るのに使った木材の端切れを組み合わせた奇妙な祭壇を築き上げさせた。
祭壇と言えば聞こえは良いが、それは適当にな木の端材を縄や釘で打ち付けて作り上げた幅6メートル、高さ10メートル程の「鳥居」だ。
どう見たって、鳥居だった。
その根元に、理科室にあったニクロム線を突き刺し、端っこを古ぼけたAMラジオのハンドル部分に巻き付けている。
で、サブリナ当人はと言うと、アンテナを掴んで周波数のダイヤルを回しているという有様だ。
「おい、これで本当に何とかなるんだろうな?」
「だーいじょーぶだいじょーぶ、どれくらい大丈夫か、っていうとね、あるじ様が毎朝健全な肉体反応として、股間がビッグ……」
ぱあん、と派手な音がして、サブリナの頭にスレイプニールが(どうやって蹄でそれができるのかは俺にも不明な超科学力で)持ったハリセンが炸裂した。
「サブリナ、言動が下品である」
「しかたないじゃんよー、あたしの人格は19世紀末のテキサスっぽなんだからー!」
「お前のバグは仕方がないが、あるじ様への無礼は無礼である。それを修正するのが私の仕事である」
べしばしぼしぼし。
「うう、あたしって不幸……」
……のわりにはサブリナは楽しそうな気がするんだが……まあいいや。
とりあえず暫くそういうドツキ漫才を間に挟みながらサブリナは「チューニング」をしていたが、
「おっけー、みつけたー」
と声を張り上げた。
すると子供が自棄を起こして壊した物を不器用な親が修復したような歪な形の鳥居の中に青白い火花が散った。
ゆっくりとそれが人の形を取り始める。
長い銀色の髪、整った顔立ち、切れ長の目、そして……呆れるぐらいにぺたんとした胸元。
青地に金色の模様が入った鎧と兜。
兜とスラリとした素足の先を包むサンダルの踵には白い翼。
そして手には長い槍。
「ああ、なんてことでしょう! あれは戦女神ビ・キニ様!」
そう言って先輩が地面に両膝を突いた。
校庭に集まっていた物見高い人々も、衛兵もみな膝を突く。
俺でさえ事情を知らなかったら膝を突いたであろう神々しい雰囲気。
閉じた目を、彼女が開くとそれはいっそう強まった。
『私を呼ぶのは……だれ?』
声は涼やかで、穏やかで、それでいて戦いの時は雷鳴のごとく轟くであろう張りを持ったものだった。
『私を受肉させるとは……よほどの思いの力が無ければ……』
「おひさー!」
その答えにしては随分ぞんざいな声が響く。
『おお…………我が友、サブリナではありませんか。久しいですね』
「ホントにねー」
スレイプニールにまたがると、サブリナはとてたかと彼女の足下に駆け寄った。
『なるほど、あなたなら私を一時受肉させることができますね』
女神は神秘的な無表情のまま頷いた。
知り合いというのは本当だったらしい。
「随分と純化されたねえ」
『ええ、人の思いが私をここまで進化させました。素晴らしいことです。人の思いは奇跡を呼び、神をも生むのです』
「ところでさー。あんた。名前通りビキニ好きだったじゃん」
お前、そんな言い方はないだろう!
思わず俺が突っ込もうとする前に、神秘的な無表情のまま、女神ビ・キニはこっくんと頷いた。
『ええ、大好きです、あれは、良い物です。だから加護の力を与えたのです【男は鎧え、女は見せよ】と」
そこは神様として、ちょっと叱るとか、怒るとか、落雷のひとつもこいつに浴びせて欲しいんだが……。
「あのさー、ワンピースどう思う?」
傍若無人にちびっ子カウガールは続けた。
『ワンピース? 服のことですか? それとも遠い昔、あなたが話してくれた……』
「ああ、違う違う、マンガじゃなくて、服じゃなくて水着」
『……見たことがないので、何とも』
「こういうの……ヘイ! キリノさま、かもーん!」
ぴしっと指を鳴らすと、それまで何処に隠れていたのか、足首まで覆うようなマントに身を包んだキリノが現れた。
マントを取り去る。
そこに現れたものを見て、学校砦の関係者全員、つまりテ=キサスの国民だ……に動揺が広がる。
「なんて破廉恥な!」
「い、いやらしい……」
という先輩同様の発言が飛ぶのは予想の範疇だったが、
「綺麗……」
「色っぽい…」
「キリノ様、綺麗……」
という声も聞こえて来た。
「これが、ワンピース水着……この世界の常識じゃ、今の所この格好は破廉恥らしいんだけど、あんた的にはどーよ?」
切れ長の目で、じっとビ・キニはキリノを見た。
やがて、つかつかと歩み寄ると、キリノの周囲を大型犬が主に久々にあった時のようにクルクル回る。
顔を近づけ、首を傾げ、あちこちをのぞき込み、挙げ句はしゃがみ込んでキリノの背後から見上げるような仕草をした。
なんか、この女神、おかしいぞ?
段々女神の目つきがおかしくなってきた。
血走ってきたというか、瞳孔開いてきたというか。
やがて、俺が何か言う前に、女神ビ・キニは立ち上がり、つかつかとまた、元の位置に戻ってきてサブリナを見下ろした。
『見ました、彼女の着用している物がワンピースなのですね?』
「そ、あれも水着の一種…………で、アレを着用しているキリノ様はこの水着は恥ずかしいものではない、って言ってるんだけどあんたはどう判断するの?」
サブリナの言葉に、女神の表情が動いた。
(続く)

エルフでビキニでマシンガン!外伝「エルフでビキニでクリスマス!」その1

エルフでビキニでマシンガン!外伝「エルフでビキニでクリスマス!」

「で、我が国には記念日が足りないと思いました。あと行事ですね」
いきなり先輩がおかしな事を言い出した。

時間を二分ほど巻き戻す。

この発言が飛び出してきたのは俺と先輩の忙しい執務時間が終わって夜遅い…………と言っても午後8時ぐらいなんだが…………のお茶会である。
以前、先輩が俺の世界にいたときにもこれぐらいの時間までお茶してたが、今は俺の隣にはキリノがいる、ってのが以前とは違う点だ。
「そろそろ冬ですね」
先輩はそう話を切り出した。
まあ、たしかにこの3日、このテ=キサスは急に涼しくなった。
秋かな? と思っていたらこれがテ=キサスの冬の始まりなのだという。
それが「おかしなこと」の前触れだった。
「一ヶ月と少しぐらいで駆け抜けていくんです」
「駆け抜けて?」
「ええ!」
先輩は今は女王執務室となった、かつての校長室のソファの上でにっこり微笑んだ。
「来週には大分冷え込んで、二週間ぐらい雪が降って、それから一週間経ったらまた暖かくなっていくんです」
そりゃ随分と駆け足な冬である。
「で、我が国には記念日が足りないと思いました。あと行事ですね」
というわけで冒頭の発言となる。
「なんでそうなるんですか?」
俺はさすがに首を捻った。
「後輩君の世界で学んだのですが、非常時はともかく、普段人は休み無く働かせるより、適宜休みを取らせ、かつ、『特別な日』を設けて、休みを更に分散させるとより効率よく働けると」
「…………どこで学んだんですか?」
「図書館に入ってた本で読みました」
これでブラック企業の社長の啓蒙本でも入ってたら偉いことになってる。
神様、うちの学校の図書館の司書がまともな人だったことに感謝します。
つーか、司書さんまともな人でありがとう。
「で、この国の祝日というのは現在3日しかありません」
「公休日みたいなのはないんですか?」
「月に2回なんです。これを是非週休1日ぐらいにはしたいなーと」
「それは、大事」
こくんとキリノが頷いた。
「それとは別に、『特別な日』としてのクリスマス、ってわけですか?」
「ええ」
と先輩は頷いた。
「色々考えたのですが、『くりすます』と『ばれんたいんでー』はとってもいいお祭りだと思うんです。特に『くりすます』は互いを思いやり、隣人を祝福すると言う意味で!」
「ここの神様的には大丈夫なんですか?」
俺が疑問を呈すると、先輩はニッコリ笑った。
「そこは大丈夫だと思うよー」
暢気な声がテーブルの上からあがった。
サブリナ……正式名称はめんどくさいから書かないが、二頭身のちびっ子カウガールな格好をしたこいつは一種のアンドロイド、俺たちが生きていた時代から100万年後の未来であるこの世界において、旧時代のハイパーテクノロジーを管理する立場であり、同時に今あるこの世界の成り立ちを知っている存在だ。
「ビーちんはビキニつけたおねーちゃんと逞しいおにーちゃんが乱舞するかどっちかがあれば納得するしリティヴィねーちゃんは御布施と人口増加が見込めれば問題ナッシン。他の神々も戦争とか生贄の儀式とかじゃなければ人類が増えるのは大歓迎だし、楽しんでリフレッシュする分には問題ないっしょ。この世界の神様は800万以上いるから今さらひとつふたつ増えてもかんけーないって、あるじ様」
ずいぶんと大雑把だな、おい。
と、ここで俺はちょっと不安になった。
「…………そもそも、先輩、どんな風にクリスマスを理解してるんです?」
「私もそれ、聞きたかった」
こっくんとキリノが頷く。
「え? えーと、まず、華やかに街中を飾り立てて、ケーキを家族で食べて、鶏か七面鳥という鳥類を丸焼きにしたものを食べて、プレゼントを交換して、華やかにダンスしたり歌ったりして、お酒を飲んで、賑やかに過ごす、ですよね?」
俺とキリノは安堵の溜息をついた。
ひょっとしたら別の…………例えば東北のナマハゲ、あるいはヨーロッパではサンタと対になってるクランプス(正式にはサンタの従者で、本来はサンタはよい子にご褒美としてプレゼントを、悪い子はクランプスが捕まえて袋に詰めて何処かに連れ去る、と言われてるそうだ……これはキリノのお祖父ちゃんからの受け売りだが)、あるいは映画にもなった、クリスマスが大嫌いな怪物、グリンチとかまでごっちゃになってたらどうしようかと思っていたのだ。
文明、文化に対する思い込みを解除するのは本当に難しいんだ、これが。
いずれ機会があれば話すけど、これ以外にも色々あった。
「プレゼントはともかく、ケーキはどうするの?」
キリノの表情はやけに真面目だった。
「ああ、それは大丈夫です、ケーキぐらいはこの城でも作れます。鳥は、今、セレルとアレルに命じてダッカ鳥を三羽ほど捕まえにいかせてます」
「え?」
俺の表情が強張った。
ダッカ鳥というのは…………えーと、短く言うと特大のヤンバルクイナみたいに地面を「走る」鳥だ。
俺が見た「小さい」ダッカ鳥で全長4メートル、体高は2メートルは超えていた。
「大物」となると全長15メートル、体高7メートルぐらいあるらしい。
ヤンバルクイナのように臆病ではなく、場合によっては鎧オオカミさえ餌にしてしまうという。
「大丈夫なんですか?」
「ダッカ鳥は魔法使いが付いていけば楽ちんで捕獲できますから。ついでに卵があれば卵も持って帰るようにと伝えてあります」
「…………あとは小麦粉ね」
「いや待てキリノ、あんな大きなもん、どうやって丸焼きにするんだ、そもそもつけダレとかいるだろう!」
「そこは大丈夫。宿直室の床下収納に業務用の醤油が20缶あるのを見つけたから」
「いやまて、なんでそんなものがここにあるんだ?」
「事務長の増村さん、業務スーパーマニアだったみたい。冷蔵庫には30キロのバターと塩、それと胡椒があったわ」
「そういえば、学園祭の時に食い物屋やってて困ったら増村さんとこへ行けとかいう話、聞いたことがあったな……それに何故警備員の部屋に業務用冷蔵庫があるのか不思議だったんだが」
「多分、そういうこと」
「あとは衣装ですね! 白い飾りの付いた赤い帽子と黒いベルトと真っ赤なビキニ!」
「…………先輩、何故そこでまたビキニなんですか?」
「え? 女性がサンタの格好をするならそういう格好でしょう? わたし、コンビニの雑誌で見ましたよ?」
ああ、しまった。図書館以外に世俗にまみれた場所があるのを忘れてた。
「だから、ほら!」
じゃーん!と口で擬音を言いながら先輩は薄くて丈夫な鋼の上からクリアレッドな色で塗装されたメタリックなビキニアーマーを取りだした。
「この前の戦いで使ったサブリナ様のところのビキニアーマーがとっても着心地が良かったんで予備を作って貰ったんですが、こういうこともあろうかと赤くして貰ったんです!」
まあ、この人、つーかテ=キサスの国民にとって、赤青白の組み合わせが遺伝子レベルで「よいものだ」とすり込まれてるので仕方がないが…………黄色が入ればガン○ムだよな、これ。
「あと、これがアンダーです!」
そういって見せてくれたものを前に、俺は思わず目眩を覚えた。
それはビキニアーマーの、というより紐と掌の半分ぐらいの布で出来上がった「一点のみを覆う物」としか表現出来ない代物だった。
「却下」
にべもなくキリノが言った。
「それはだめ、絶対」
「どうしてですかー?」
「こいつの教育及び精神衛生上良くない」
そう言って俺を指差す。代弁してくれて有り難いんだが年上を指差して「こいつ」はなかろう。
だがそれを口にするとまためんどいことになるんで黙っておく。
「何故ですか? ビキニは我々の聖なる衣装ですよ? 後輩君は正しい人です」
「男はケダモノを心の奥と足の付け根に飼ってるの」
本気で首を傾げている先輩と、本気で怒りそうになっているキリノの視線の間に割って入るのはなかなか勇気の要る話だったが、放置してたら本気でどうなるかわからない。
キリノは突発的に何をしでかすか心配だし、先輩は先輩で魔法とか使えるし、第一このふたりが今実質的なテ=キサスの頭脳であり統治者なのだ。
単なる「銃使い」としては調停役を買って出るしかない。
買いたくないけど。
「あー、先輩、残念ながらキリノの言うことが正しいです。俺、先輩がそのビキニつけて目の前をうろつかれると多分色々厄介なことになります」
「…………そうなんですか?」
「はい」
俺は溜息交じりに説明をした。
『第一に俺は健全な男子で、そういう欲望がちゃんとあります、第二に、先輩は美人で、グラマーで、正直言って…………」
なんだ? 今度はキリノの視線が俺に向けて氷点下になってきてるんですが。
「いやまあ、とにかくですね、サンタコスは良いとしても、出来ればもうちょっと、その肌の露出面積の少ないモノにして頂けるとありがたいです」
「たとえば?」
「上は胸の谷間と臍を出さない、下は太腿を出さない。本物のサンタがそうだもの」
とキリノ。
「でもそれでは神様が怒ります。お祭りで手足の露出と、胸の谷間がないというのは良くないです。神々への供物なんですから!」
いっつも思うんだが、ホント、どういう神様なんだよ、いったい!
確か戦の女神だっけ。
「…………では襟元は閉じて、胸の谷間だけ出す」
「腕も認めて下さい」
「じゃあ肘まで手袋」
「太腿も」
「じゃあ膝上まではブーツで」
おい、なんか交渉しながらキリノ、見事に転がされてないか?
本人は「必要とされる最低限の露出だけを認める」ように考えてるようだが、それって……(続く)

エルフでビキニでマシンガン!外伝「エルフでビキニでクリスマス!」再掲のお知らせ

去年、期間限定で掲載しました「エルフでビキニでクリスマス!」を本日から再掲いたします。
少々手直ししたり誤字脱字を修正してたりしますが、基本去年のものと変わりありません。
今回の掲載は引き上げることはせず、そのままにしておきますので、いつでもご覧出来る様になります。
どうぞお楽しみ下さい。

「リラム~密偵の無輪者~」電書版が現在半額、もしくは半額以下になっています!

「リラム~密偵の無輪者~」

 

「カミカゼの邦」の電子書籍版半額セールが終了したと思いましたら、今度は「リラム」が半額セールの対象になっております。
しかも今回、AmazonのKindleだけではなく、以下にある複数の所での半額セールです!
歯ごたえがありすぎるファンタジーと評判のこの異世界スパイアクション、如何でしょうか?

※文字をクリックすると該当ページに飛びます

Amazon (紙&電子書籍)
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BookLive(紙&電子書籍)
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Reder Store(電子書籍)
紀伊國屋(電子書籍)

内容は以下の通りです。興味が湧いた方は是非!

神々と魔法が去り、宗教が意味をなさなくなった世界。
魔法のような技術と、神々でも溶けぬ経済仕組みは残った世界。
人々は全てを経済によって取り仕切り、「王」の呼び名が失われ「位主」に変わったことさえ、人々が忘れたころ。
かつて国を為した組織は経済集団と定義され「圏“エスティズ”」と呼ばれるようになっていた。
東にあるヒウモト圏の位主=将位主の継承第二位のレイロウ・トクゼは自らその権利を放棄したにもかかわらず、頭脳の冴えゆえに、現将位主である兄からは却って疑われ、暗殺を避けて南の果て、ロキオルス圏に亡命していた。
しかし、ロキオルス圏位主官の娘マリエイラを房中術でもてなしながら隠遁生活を過ごすレイロウの下には、いまだ兄の殺意が貿易商の形となって伸びてくる。ある日、レイロウはマリエイラから、圏が侵略の危機にさらされる前にと、ヒウモトとの外交補佐に紛れた諜報を依頼されるのだが―。

ノベルゼロ紹介ページ

Kindleの半額セール無事終了

お陰様でAmazonのKindle版「カミカゼの邦」の半額セールが無事に終了しました。 瞬間最大ではありますが、それまで5千位~4千位代だったものが、日本の文芸、小説のKindle売り上げ7位にまで上昇することができました。 これも全て皆様のおかげです、本当にありがとうございました!(写真は私が個人で確認した最高順位の時の画像)


このAmazonさん主導の半額セール、以前も申しあげたとおり、それまでの定価での売り上げがなければ選ばれませんし、RTして下さる方々がいなければ広まらず、買ってくださる方たちなくして順位上昇はあり得ませんでした。

本当にありがとうございました。

そして神野オキナ作品を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

「レディ・プレイヤー・ワン」というタイトルが格好いいのに何故か日本で出た原作は「ゲームウォーズ」なんてタイトルになってまして(挿画は凄く格好いいんですが)。
お話は今から数十年後の未来、アメリカにおける貧乏長屋であるところのトレーラーハウスが積み重なってしまうような時代、そこに住んでいるオタク少年が主人公の物語。
貧乏で、小太りで(映画はここが最大の違いです)、ダサくて、でもこの世界には唯一「夢」が残されていました。
それは全人類に対して開放された電脳空間。そこに接続さえできれば平等に教育を受けることができ、お金を稼いでグレードアップしていけば更に素晴らしいことを体験出来るわけです。
しかもこの電脳世界は成長と進化を続けるというおまけ付き。
それを作った世界最高の頭脳にして大富豪は死ぬ時に「この世界を全て引き継ぐことのできる宝と、そこへ繋がる鍵をばらまいた、全部の鍵を見つけ出して、宝を取って見せろ」という遺言を残しています。
世界中の誰もが、この巨大な電脳世界を手に入れるため(そこからもたらされる富と未来は正に無限大なのですから!)、その大富豪の過去や思考を研究し、彼が少年~青春時代を過ごした80年代~90年代に強烈なこだわりがあることを突き止めます、が。
誰も最初の鍵すら見つけられない。
貧乏故にこの電脳世界を飛び回って鍵を探すことに参加出来ないまま、悶々と日々を過ごしていた主人公は、その立場故にふと気付いたことがあり……というお話。
この大富豪のこだわりと、その宝を巡る熱狂の故に、数十年後の世界なのに皆80年代~90年代文化を研究し尽くし、それが一種のブームにさえなっているという設定で、色々面白いくすぐりが出てきますし、「鍵」を巡る試練もまたそれに絡んだものが殆ど……でも、ただのオタクネタ小説というわけではなく、電脳世界を欲しがるのは個人ばかりではなく、国際企業、政府機関も、ということで陰謀の中、主人公は成長し、仲間を見つけ、戦っていくという内容にもなっています。
映画化は不可能、と言われたのはこのカルチャー系のネタを映像にしなければ面白くないけど、版権処理が大変、というわけでしたが、どうやら予告を見る限り、かなり頑張ってクリアしているようです。
クライマックスではスパイダーマンのレオパルドンやミネルバX、ガンダムにライディーンがエヴァ量産機や初号機、ゴジラシリーズの「機龍」と戦うというクライマックス場面があるんですが、さて何処まで再現出来るか、そしてちゃんとドラマをどう見せていくのか、楽しみですね。

サイバーマンデー!

……というものがアメリカにあるというのは聞いてましたが徐々に日本でも、主にAmazonさんの主導で滲透しつつあるようで……と思ったら拙作「カミカゼの邦」がその対象になっていて、電子書籍版(Kindle版)が現在半額の800円台になっております!(↓の画像クリックすると売り場に行きます)

発売が8月の末ですからもう3か月以上になろうとしている本ですが、始まった途端に、Kindleにおける小説、文芸部門の50位圏内に入って参りました(12/07 23時現在)。
これまで2千~4千位あたりをうろうろしていたというのに、と驚いています。
皆さんがそれだけ、この小説に興味を抱いていてくれたと言うことでしょうか。
なお、この半額の販売は11日までで、次は恐らくないと思います。
電書で欲しかったけど高くて、という方、紙の本は持っているけどスマホで読める電書も、と言う方、是非よろしくお願いいたします。

また、今回の様な電書を管理する側主導のバーゲンは、恐らくこれまでの購買者の動きを見て「これならバーゲンすれば薄利多売であっても充分儲かる」という「読み」があったのではないかという憶測がなりたちます。
つまり、最初に定価で買ってくださる方々がいるお陰でバーゲンという形ではありますが、本好きの間で言う「布教」が成り立つわけで、これまで定価で電書を買っていただいた方には本当に感謝の言葉もありません。
皆さんのお陰で、より多くの人たちにこの本が行き渡ります、ありがとうございました!

そはよくぼーのまち

この前電子化したモデルガン雑誌「モデルガンチャレンジャー」から1983年頃の新宿、アメ横のモデルガン、軍装関係マップ。
「モデルガンチャレンジャー」は当時モデルガン業界最大手のMGCが迫り来る第一次BBガンブームに対抗すべく作った赤外線による射撃システム「シューター・ワン」の普及を目指すために作ったPR誌。
同時にBBガンを敵視する余り捏造記事などで叩かれましたが、「カスタムガン」を自分で作ろうというコーナーが充実してて、個人的には好きな雑誌でした。イチロー・ナガタさんやくろがね・ゆうさん、明日蘭さんなどを私が「発見」したのもこの雑誌でした。
当時はタクティカルモデルという概念はまだ殆どなく、レースガン、マッチガンと呼ばれる射撃競技用カスタムが格好良さのマトでしたね。
この頃「メカ趣味」としてオーディオやカメラと繋がっていて当たり前なので、カメラ屋さんやレコードショップ、そして喫茶店や食べ物屋さんも入っているのは時代(※当時の東京の外食事情は今より大分悪かったと聞いています)。
今の目から見ると、記事の語調がちょっと上から目線で馴れ馴れしく感じてしまうのはご愛敬。そして当時は当たり前の語尾や単語が「死語」になっている事実に愕然としてしまいます(笑)
当時、「いつか東京に行ってモデルガンを買うんだ!」と、こういう記事を見て燃え上がっていた中学生でございました。
後に東京に自分の金で行けるようになってギリギリ、アメ横のMGC上野店(閉店廃業2年前)とマルゴーには数回行けましたが、今や両社ともになく。諸行無常であります(マルゴーは現在元店員さんたちがTAKE FIVEという店名で再出発してる総出)。
83年当時、沖縄でまっとうにモデルガン関係が買えたのはコザの一本堂ぐらいで、他は模型屋さんがたまに仕入れるか(それも大抵はマルシン、マルイ、LSの作るモデルガンで組み立て済みは滅多にありませんでした)、「本土から仕入れるから送料がかかるんだよ」と定価に1500円~2000円上乗せした値段で売るアコギなお店があるぐらいで。そこも結局私が社会人になるころには閉店して、歯医者になり古本屋になり、花屋になり、向かいに会ったダイエー(当初はダイナハという名前でした)は紆余曲折あって今はジュンク堂沖縄店となりました。
そして業界最古参の「GUN」誌も出版社の不渡りで二誌に分裂してまた一誌に戻り、コンバットマガジンは軍装品に大きく舵を切り、最も若いホビージャパンのアームズマガジンも20年以上の風格を持つようになりました。
時は流れますね。

なぞのよこくその3(笑)

そういうわけで続きです。番号がおかしいのは気になさらず(笑)

そういうわけで、「ウィッチアームス」というゲームでシナリオを書きました!
嘉和ヱリスという、エリスのようでエリスでない、でもちょっとエリスというキャラクターです。お楽しみに!
細かいデータはこちらから!