この前、とあるお知り合いから「今入院中の知り合いの為に本にサインをして欲しい」というお話が来まして、色々サインしたんですが「あそびにいくヨ!」からのファンということで、ライトノベルもありだろう、と家にあった数年前の単行本「塔を行く者」の残りが一冊あったのでそれも差し上げました。
文化庁の支援によって作られたこの本、自分で本を作る、ということにおいて、いろいろな意味で大変勉強になる経験であり、ありがたかったのですが、内容は今読み返すと、小説としてちぐはぐな部分、あるいは商品としての欠陥(誤字脱字など)がやはり目立ちます。
改修をはじめて行くと、ドンドン変更点が出てきて……大枠大筋は変えていませんが、細かい変更箇所、追加部分がかなりの分量となりました。
まずこれを「増補改訂版」と紙の本の文庫で出し直すことも考えましたが、やはりコストがかかります。
そこで、次の本を出すために本格的に増補改訂を行い、前回の無償配布版とは別の物として電書として出すのはどうだろう、と考えました(続く)