今年もあと数十時間となりました。皆様如何お過ごしでしょうか?
2024年も色々ありました。まず石川・能登で震度7、津波被害が起こり、GDPが世界4位に落っこち、そのくせ株価は高値更新、「ゴジラマイナスワン」と「君たちはどう生きるか」がアカデミーをとり、円安ドル高で一ドル=160円にまで一時高騰、アメリカじゃ大統領が元に戻ることが決定し、SHOGUNがエミー賞を受賞し、シーズン2が決定。
また「絶対に日本の総理にはなれない」と言われていた人が総理大臣になり、兵庫では新しい宣伝力と伝播力の実験が選挙で行われるという最悪の事態が発生しました。
亡くなられた人たちも数多い。
鳥山明先生と西田敏行さんがこんなに早くいなくなるとは思いませんでした。
個人的には、80年代オタク業界の陰の立て役者にして気の良い、親切な大先輩でもあった松本平八郎さん、さらにあの好漢、B.Lさんこと大城さんを見送ることになったことが一番のショックです。
私自身も今年は講師業を初めて、他にも色々「これまでになかったこと」を始めました。
今は未来に続くので、今年の出来事は来年、再来年、そして数十年後、数百年後に起こる出来事のスタート地点であり、過去数百年の終点でもあるわけですが、それでも年を取ったせいでしょうか、年を取るにつれ、年末になればなるほど、諸行無常を感じずにはいられない日々です。
そして、「年末感」も私の中では薄れてきました。なので、最近は若い頃に聞いてすり込まれた「年末の歌」を聞くことにしています。
その中の筆頭が、日本三大壮大イントロの曲「熱き心に」
当初、小林旭が壮大な歌詞と、譜面だけではどう歌えばいいか判らず、現場入りして壮大なイントロを聞いて「ハリウッドの西部劇風(マカロニウェスタンでは無く)でやればいいんだ!」と悟ったという名曲でございます。
人生で一番頭が良くなった中学三年生の冬、鰹節洗いのバイトをしながらこれと、「血液ガッタガタ」が交互に掛かる有線を聞いておりました。
手のひらの皮が分厚くなって手が握りしめにくくなったため、カッターで関節部分の皮膚を削るということもありましたっけ。
初めてのバイト代は、当時発売されたコクサイの新型なM29モデルガン他に消えていきました。
生まれて初めてアルバイトをして「お金って働けばやっぱり手に入るんだ」と改めて実感したことを憶えています。
時代は昭和。
まだバブルの盛りで、誰もが「働けば豊かになれる」とシンプルに信じられた時代のお話。
そしてこれと、その後、高校受験の為に勉強しながら聞いた「星空のエンジェルクィーン」「アステロイド・ブルース」が私にとって「聞いただけで冬と年末になる曲」でございます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
どうぞ良いお年を。