新刊は「リラム~密偵の無輪者~」となります

というわけで7月に本が出ます。
カドカワのノベルゼロで、タイトルは「リラム~密偵の無輪者~」
全ての人間が二つの指輪と「計算球」と呼ばれる機械で管理されているファンタジー世界での謀略戦のお話。
私のファンタジー作品としては初めて、主役が少年ではなく、青年ということになります。
ジャケットは西E田さん。
すでにこういう艶のあるキャラクターの素案を頂いております。
どうぞお楽しみに!

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CMではなくこのまま映画にしてくれないかしら。

まずはこの短い4分弱のムービーを。

今度出るDEUS EXというゲームの世界観説明のためのCMですが、これがまあ、これだけの短さなのに、高性能の義手義足などが生まれ、流行し、やがて機械化することが「オシャレ」になりところがその副作用なのか、それとも仕組まれていたことなのか判らない暴走が発生、一気に社会問題化し、機械化した人々は排斥され、差別されいつしか……という世界観を一気に見せてしまう。
しかもその中にひと組のカップルの物語も入っているというのがまた。このままこのカップルの行方を追うドラマとして映画かテレビドラマにならないかしらと思うぐらい出来がいいです。

ゲームはこの原因になった連中を追う、別の主人公を中心の2作目が出るそうで、こっちもこっちで面白そうですけれども

日本の薬局で抗生物質が買えるようになったのは(買えたのは)いつか

以前、とあるドラマで第二次大戦開戦の少し前(昭和15年前後)、子供が肺炎か何かで生きるか死ぬかの状況になって、必死の思いであちこち駆け回ると「新しい万能薬がアルヨ」ということで大金はたいてその薬を買ってきてそれを投与したら劇的に治って、それが当時開発されたばかりの抗生物質だった、という話があって、当時知り合いだった考証マニアの人が「あの時代に抗生物質があるか、日本にペニシリンが来たのは第二次大戦後だ!」と騒いだことありまして。
ただそれは実話を元にした話で、どういうことなんだろうと疑問に思っていたのを不意に思い出してあれこれ調べてみたら、抗生物質として有名なペニシリンが大量生産されて民間に広まったのは確かに第二次大戦後なんですが、抗生物質と同じ働きをする(厳密には抗生物質は微生物から培養されたもののみの名称らしいので)、サルファ剤という薬品がありまして。今でも尿路感染や前立腺炎の治療などで使われるそうです。
初期のペニシリン同様、薬効にはムラがあったそうですが、特に肺炎には良く効いたそうです。
で、これの製造開始が1935年(昭和10年)ですから、5年後ぐらいからなら確かに日本国内でも(大きな店を構えるような薬局だったら)入手可能な薬品であります(当時はドイツ語読みでズルフォン、あるいは中途半端な英語発音なのかスルファ剤とも呼んでいたそうで)。

で、薬効的には抗生物質と変わらない殺菌効果があるので、医者じゃない当時の民間人の口からごっちゃになって出てくるのは自然な話なワケで、あのドラマの描写は間違ってなかった、ということになります。

ここ数十年その交渉マニアのヒトのいうことを鵜呑みにしてたんですが、世の中ちゃんと調べないといかんですね。

ちなみにペニシリンを軍人以外の民間で最初に投与されたのは当時アルカトラズに脱税で収監されて梅毒を患ってたギャングの大親分、アル・カポネ、サルファ剤で命を取り留めた有名人の筆頭は第二次大戦時の英国首相、チャーチルだそうです。

たまにはTwitterネタを

PCでご覧になれば判るとおり、ウチのホームページは左に私のTwitterが表示されております。
で、そこで先輩作家の皆川ゆか先生がやっていた「あなたのツイートで桃太郎を書いてみました」というのが結構面白かったのでご紹介。

神野オキナの結果

 昔々ある所に神野とクリスティが住んでいました。
神野は沖縄へラブホしに、クリスティは福山へアメコミしに行きました。
クリスティが福山でアメコミをしていると、マンガマンガと、大きな実写化が流れてきました。
クリスティは良い土産ができたと喜び、それを拾い上げて家に持ち帰りました。
そして、神野とクリスティが実写化を食べようとすると、なんと中から元気の良いアベンジャーズが飛び出してきました。
「これはきっと、神様からの授かり物にちがいない」
アベンジャーズのなかった神野とクリスティは大喜びし、実写化から生まれたアベンジャーズをダッシュエックス文庫太郎と名付けました。
ダッシュエックス文庫太郎はスクスク育ち、やがて強い世界史になりました。

そしてある日、ダッシュエックス文庫太郎が言いました。
「ぼく、日本版島へ行って、悪い日本版を退治してくるよ」
クリスティに冒険活劇を作ってもらった彼は日本版島へ出発しました。
ダッシュエックス文庫太郎は旅の途中でドイルに出会いました。
「ダッシュエックス文庫太郎さん、どちらへ行くのですか?」
「日本版島へ、日本版退治に行くんだ」
「それではお腰に付けた冒険活劇を1つ下さいな。お供しますよ」
ドイルは冒険活劇をもらい、ダッシュエックス文庫太郎のお供になりました。
そして今度はサトウサンペイに出会いました。
「ダッシュエックス文庫太郎さん、どこへ行くのですか?」
「日本版島へ、日本版退治に行くんだ」
「それではお腰に付けた冒険活劇を1つ下さいな。お供しましょう」
そして今度は円楽に出会いました。
「ダッシュエックス文庫太郎さん、どこへ行くのですか?」
「日本版島へ、日本版退治に行くんだ」
「それではお腰に付けた冒険活劇を1つ下さいな。お供します」
こうして仲間を手に入れたダッシュエックス文庫太郎はついに日本版島へ到着しました。

日本版島では日本版たちが近くの村から奪ってきた宝物や御馳走を並べて「イコライザーの宴」をしていました。
「よし、かかれ!」
ドイルは日本版に噛み付き、サトウサンペイは日本版をひっかき、円楽は日本版を突きました。
そしてダッシュエックス文庫太郎もまらをふり回して大暴れしました。
すると、とうとう日本版の親分が泣きながら降参を宣言しました。
ダッシュエックス文庫太郎とドイルとサトウサンペイと円楽は日本版から取り上げたイコライザーを持って家に帰りました。
そしてダッシュエックス文庫太郎たちはイコライザーのおかげで幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。

http://appli-maker.jp/analytic_apps/36978/results/107852416

こういうのは元になる文章の書き方がかなりこなれてないと実は出来ないものなんで、作った人は凄いなあと思います、ええ。

 

こちらも80年代を代表するキャラでしたね

メル・ギブソンの「マッドマックス」以来の当たり役、「リーサル・ウェポン」、今度はドラマ化だそうで。

 

 

まだ米軍の制式拳銃がベレッタM9(当時はM92Fと呼ばれてました)になったばかりで、刑事といえばリボルバー、六連発が当たり前だった時代、15発の弾丸を、逃げるヘリコプターにありったけぶち込む場面に当時のガンマニアは「男たちの挽歌」のチョウ・ユンファと並んで痺れたものですが、今回のマータフ刑事は内省型ですぐ自殺したがるメル・ギブソン版と違って、どちらかというと外側に向けてて危ない、というキャラのようで。
ただ、これまで映画の刑事物をテレビに落として成功した例というのはあまりないので(その逆も)、さてどうなるんでしょう。
あとFOXでもケーブル系なのか、簡単にパカパカ人が死ぬのはどっきりしますね。

さて、日本では見られますでしょうか……そういえば「ビバリーヒルズ・コップ」もテレビ版がありましたが、シーズン1で打ち切りで日本じゃやらなかったんですよね。

唐突な話ですが

最近ちょっと思うんですけれども、ある問題に対して間違ったやり方で抗議している人たちに関しては「間違っている」と指摘し、きちんと抗議すれば良いのであって、遠回しな向こうウケする皮肉やあてこすりをいうのは、問題そのものとそれが生み出した状況のごちゃ混ぜと「なんかした」という嘘の満足感を加速させて、本当にシンドイ「本当の問題解決」への手順にとりかかることを遠のけていくだけのような気がします。

何よりもちゃんとした抗議に対応しないことは不誠実であるということでさらに追求できますし、誠実な人であれば、あるいは正しさを標榜するところであれば対応せざるを得ないわけですけれども、皮肉や当てこすりは非難中傷と変わらないので、そのままスルーされてしまうか、さらなる皮肉とあてこすりの応酬になるのがオチです。

手段が間違っているということに対する是非を問うことは大事です。それとは別に原因となった問題を解決するということはやらなければいけない。

最近、知り合いに「物事は万事切り分けて、その上で正しく対処していかないとごちゃごちゃになって終わる」と教えられましたが、全くその通りだよなあ、と。

抗議の仕方も、それに対する批判もちゃんと真面目に考えないと単なる怒号のやりとりで終わるだけで、何も前に進めないよねと……考えてみれば仕事もそうですよね。うん。

冒険野郎マクガイバー

といいますと80年代の海外ドラマで燦然と輝くDIYヒーロー。これまでパロディとしての「ほぼ冒険野郎マクグーバー」はありましたが、ようやく本家本元のテレビドラマのリメイクとなるようです。

今時らしく、マクガイバーが長髪ロン毛のイケメン兄ちゃんになっているのも興味深いですが、長寿ドラマCSIのニックさんことジョージ・イーズが無精髭生やして出てくるのが意外でした。何話になるか判りませんがリチャード・ディーン・アンダーソンがカメオでもゲストでも出てくるなら、是非日本語吹き替えはあの時のまま石丸博也さんにやって貰いたいですね。

仕事の合間に

最近、並行作業をすることが増えまして。
で、とある人から進められるのもあって、仕事を切り換えるときにゲームをして、ということをしております。
といってもゲーム機を立ち上げるとそれでまた今度は長居しちゃうのでiPadに入るようなゲームを、という。

で、気がつくと10周年ということでグランド・セプト・オートことGTAのLCSを始めました。
なんかアメリカのオシャレ感覚に彩られてる感じはありますが、中身は泥臭い「組織につくしておつとめまでしたのに出世どころかパシリのままにされたチンピラが頑張ってもうちょっと上を目指す」という昭和のヤクザ映画みたいなお話で、主役を始め出てくるキャラクターが屑ばかり。
ただしあんまりウェルメイドにはいかないというのが面白い所で。
トニー君の微妙なマザコン具合といい、ボスの愛人のガイキチビッチぶりといい、色々楽しかったです。
個人的にはトニー君のなじみのエロ劇場のオーナーのお話のラストと、それを見ているだけで黙るトニー君の保身ぶりがリアルで良かった。

で続けて今度はSAをやってて、終わりました。
こちらは地元を仕切るテキヤの一家の次男坊が三男が死んだショックで故郷を離れて人生立て直してたら「お袋が死んだ」という一報が入って……ということで故郷に戻って……という。
しかし、CJ君は感性が多少チンピラな以外は苦労人で、地元に凝り固まった長男やその仲間たちと違って離れた場所でそれなりにお金を作れるぐらいには稼ぐほどの見識と裁量があって、しかも長男が計略にハマって刑務所にぶち込まれて以後は音楽業界で稼ぎ、長男を助けるためにスパイ活動にまで手を染め、落ちぶれたラッパーを励まして復帰させ、恋人達にもかいがいしく尽くし(私はラスベガスのディーラー彼女が面白すぎたので彼女だけでしたが)、阿呆な友達の為に盗みと殺しまでしてしまうお人好しっぷり。
そりゃチャイニーズマフィアのウージーさんも一目置くよなあというか、ウージーさんもまた度量の広い人で(笑)
出来れば彼らのお話の続きが観たかったですねー。
しかし、飛行機ミッションはどれもろくでもない難易度でした。特にiPadでは。

海外でもこの飛行機ミッションに関しては怒りをぶつける人が多数いて「これ考えた奴を殺したい」といわれるのも判ります(笑)
ただ、無駄に難易度が高いんじゃ無くて、やっていくウチに色々やりかたが判るようになってくる「不自由な自由さ」はゲームならではのものですよね。うん。

「シビルウォー」見てきました(多少ネタバレあり)

キャプテン・アメリカ・シビルウォー」見てきました。

全体的な感想を言えば、良くも悪くもMCUことマーヴェルの映画ユニバースは、インフィニティガントレットというクライマックス目がけて集束させていく「忠臣蔵(オールスターキャストのお祭り映画)の構造をもつものであり、これまでが忠臣蔵でいえば殿様が勅使接待の場の畳をひと晩で変えなければならなかったりというピンチもありながらも幸せな赤穂の時代が終わって、「松の廊下~赤穂城開城」にあたる部位なんだろうなあ、ということ……という時代劇ファンにはお馴染みの表現はともかくとしまして。」

 つまり、それぞれのマーヴェル映画ユニバースの面々が登場して、大勢が画面を右往左往して、という意味ではがっちり見せてくれますし、殺陣やアクションも工夫してます(ただもうちょっと引いて見せてくれた方がいいなあと思う所が多々アリ)

原作では本当の意味で様々なヒーローやミュータントが街中に溢れて、調子に乗ったテレビ局が主催したヒーローのリアリティショーでしくじったバカが街一つ消しちゃったことからミュータントとヒーローは国家で登録して管理した方が、ということでのお話なので、増えたとは言え、20人にも満たない映画ユニバースでは無理だろう、と思っていたら「ヒーロー登録法」の部分だけを抜き出して「アヴェンジャーズの国連管理」に落とし込んだのは上手いなあと。
ただ、脚本の仕掛けはそこまでで、あとはこれまで各映画で積み上げてきたキャラクター同士の絡みだけで盛り上げていくという形式なので、なんとなくニチアサの仮面ライダーシリーズの後半みたいに思えてくるところも(ソニーから借りてきたスパイダーマンが丁寧に出自を描かれているのに、バンのドアを開けたら寝ているアントマンの扱いの雑さがちょっと寂しい)。

つまんないわけではなく、小ネタの面白さは健在で、キャラ同士の掛け合いもシリアスな最中、そこぞこにちゃんと残っています。

ただこの面白さは、面白い事は面白いけど、この面白さはMCU全体からみた者の面白さであって、映画単体には爽快感はこれまでの「勢揃い話」にしてはあまりないのが特徴。
ど派手なアクションは宣伝通りな上に意外な隠し球があるんでそれはそれで嬉しいんですが、お話そのものの真相がこぢんまりとし過ぎてたり(だからこそもうちょっと凄みのある演出と話にしてほしかったんですが……)、最終的な登場人物同士の対立の点が移動するのはいいとしても、単純に「ほうれんそう」の問題じゃないの? にしか見えなかったり。
とはいえ、インフィニティガントレットまでの流れに合流するだろうという伏線やら何やらが一杯あるんですが、個人的にはそろそろシールドとコールソンをスクリーンに呼び戻して欲しいもんです。

アイアンマンでJ・ファブローが提示した「カラッと明るいマーヴェル映画ユニバース」をまた見てみたいですし。

疾走れ、撃て! 資料を公開しました。

お疲れ様です、神野です。
このまえ全12巻で完結した拙作「疾走れ、撃て!」の泥縄資料をNOTEで公開しました。
大体2巻を過ぎた辺りでそれまでバラバラになっていたものを統合し、チェックしたものを基礎にしていますが、それ以後の展開に関しては俗に言う『筆が走る」状態になったので、ここに記述されている通りにはなっていない部分も多々あります。
また、リヴァーナの最後の曲「タイニー・ソルジャー」の全歌詞も掲載されてます(笑)
興味のあるかたは是非。
疾走れ、撃て!泥縄資料|神野オキナ・雑文集|note(ノート) https://note.mu/kaminookina/n/n0e2f24dfeb03?magazine_key=m26cd533d8ec2