幼年期の終わり

……というより、アーサー・C・クラークの原作はやっぱり最初の「地球幼年期の終わり」が一番しっくりくる世代ですが、去年アメリカのケーブルチャンネルサイファイTVで映像化され、今年日本でもCSで初放送となりました。
全六話、とはいえ一本当たりの時間は40分なので、結局4時間弱、映画2本にあの膨大な原作を収めきれるはずもなく、案の定色々カットされたり改変されていたりもします。

一番大きな物は「大提督(オーヴァーロード)」の外見でしょう。

皮肉にも、このデザインを受け容れるかどうかが、このテレビ版「幼年期の終わり」に対する評価を真っ二つに分けるものになる、というのはまさにある意味「原作通り」なのが皮肉といいますか、なんといいますか。

恐らくクラークの冷酷さが壮大華麗になりすぎて、本当に冷酷なのかわからなくなるあの広がりを期待している人はガッカリするかも知れませんが、個人的には「アメリカが建前だけで脳天気に未来を語る時代を過ぎて、本音で『こうなったら、本当の俺たちはどう思うだろう』と考え、表現し始めた」ということなんじゃないかと。
ラストは原作通りの描写がなされますし、ラストの改変もほぼありませんが、最後のカレルレンのひと言は耐えられない人には耐えられないだろうなあと思います。

なお、「全てを知りながら従うだけのオーヴァーロードこそ地球の政府高官どもで、オーヴァーマインドがクズ野郎だったら?」という皮肉なコインの裏面が「ドクター・フー」スピンオフのテレビドラマ「秘密情報部トーチウッド」第3シーズン「チルドレン・オブ・アース」ではないかと思うのですが……。

勝利は僕らに

「広大な宇宙を揺るがすその、凄まじい雄叫びを耳にしたものは、数多い」という富田耕生さんの落ち着いたナレーションで始まる「百獣王ゴライオン」。
どういうわけか海の彼方では結構な人気で、映画化や再アニメ化の話が浮かんでは消えてましたが、どうやら本当にやるようです。
個人的にはお姫様が褐色エルフなんで期待度が上がっておりますが(笑)

最後の背中を押したのはネット配信でhulu、Amazonと熾烈な戦いを繰り広げているNetflix。実写ではデアデビルやベターコール・ソウルなどを押し立てて、アニメではこっちを必殺武器に、ということなんでしょうか。

主人公キャラが変わったのはいかにもマッチョ大好きなあちらさんらしいですね。予告では青獅子のパイロットと赤獅子のパイロットのキャラを入れ替えてるようですが&他にもパイロットがいるっぽいんですが、どうなのかしら。

原作(?)では青獅子のパイロットは早々に死んでお姫様が登場するんですが……

海の向こうでは後番組のダイラガーXVも「ボルトロン」扱いなので、他のパイロット達はその伏線だったりして……

 

 

新作書いております

とりあえず色々無事です。
今は新作「エルフでビキニでマシンガン!(仮)」という作品を書いてます。
長編で一人称はこれまで商業ではやったことがないので(アマチュア時代と個人的楽しみ用にはありましたが)、色々手探りです。

この世で一番書くのが難しいというか、作者の能力を問われるのは一人称だと思い、これまで避けてきたんですが、かれこれ神野オキナは15年以上、以前からを加えれば20年の文筆稼業なので、そろそろやってみようかと思いまして。

どうなることかお楽しみに。

ジェシカ・ジョーンズ面白いですよ?

Netflixは動画配信サイトで、そこの目玉が「完全オリジナルコンテンツ」として「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」そして「アヴェンジャーズ」と同じ世界観で動くスーパーヒーロー、ヒロインものの番組があることでした。

その第一弾が「デアデビル」。「アヴェンジャーズ」のチタウリとの決戦が終わって半年後のNY、ヘルズキッチンを舞台に、昼は盲目の若手弁護士、夜は仕置人めいた自警団ヒーロー、デアデビルと街の再開発に乗じて全ての実験を握ろうとするネルソン・フィスクことキングピンや、彼が投獄された後に覇権を巡って争う暗黒街の住人たちと、それを片っ端から殺しまくるアンチヒーロー、パニッシャーとの戦いを描く作品は、本当に同じマーヴェル世界なのかと思う程地味で、ハードで、下町人情とそれを踏みにじる人の屑の群れを描いていた……わけですが、辛うじてデアデビルがコスチュームを身に纏うこと(特にシーズン1のラストではコミックでお馴染みのあの紅い悪魔のようなコスチュームに!)で何とかアメコミヒーローらしさを漂わせていたとしたら、まるっきりそれをもたない私立探偵の元スーパーヒロインが主役、というのがこの「ジェシカ・ジョーンズ」。

美人なのにいつもふて腐れたような不機嫌そのものの表情で、ぶっきらぼうで不躾け、口が悪くてアル中気味、という怪力(といっても派手な使い方は無く、せいぜい南京錠を引きちぎったり、車の後輪を持ち上げたり、男をぶん投げる程度)と跳躍力(数回しか使いませんが)以外は銃弾やナイフで傷つく(多少怪我の治りが早いという設定なのであまり大騒ぎにはなりませんが……)ヒロインの活躍は正に正当派ハードボイルド、

浮気調査などが主な仕事で、物語の開始早々、逆ギレした依頼人と喧嘩になって事務所のドアを壊されるも、金が無くて修理も出来ないくせに、酒だけは必ずどこかにあるというダメっぷり。

C・アン・モスの超やり手な女弁護士は彼女の主なクライアントながら「勝つためには弁護相手さえ騙す」ような腹黒で、ジェシカの事務所のあるアパートの隣はヤク中、上はシスコンな姉弟、おまけにジェシカは行きずりのバーの店主と…………というような、主役からサブまでどっちを見ても人の屑と人生の落伍者ばっかり(一名除く)という冒頭は本当に「女には向かない職業」の現代版なんですが、これが次第に「裏」を見せていく構成がなのが面白い。

行きずりにベッドを共にしたバーの亭主は実は鋼の皮膚を持つ超人ルーク・ケイジで、やり手女弁護士は同性婚した相手をあっさり棄てて若い秘書に走り、ジェシカ自身もそこまでやさぐれたのは、実は…………というところからじわじわと。

ジェシカ役のクリステン・リッターの美しさと、その中にほのかに見える病的な弱さ、その中から立ち上がろうもがいて、だから必死になって時には他人を傷つけては自己嫌悪に陥るというキャラクターと、子供の頃天涯孤独になったジェシカを、イメージアップのためにとステージママが養女に迎えたことから「血の繋がらない姉妹」になった元名子役で今は有名DJのトリッシュを演じるレイチェル・テイラーの生真面目な美貌が美味く物語に花を添えてますが、今回何よりも出色なのは敵役であるパープルマンことキルグレイブを演じていた「ドクター・フー」10代目ドクターのデヴィッド・テナント。

彼がドクターではなくその宿敵マスターを演じたらこうなってたのかな、というぐらい陰湿で自意識過剰で誇大妄想な夜郎自大なキャラクターを時にキュートに、そしていやみったらしく演じております。

「命令すれば誰でも言いなりになる(死を命じることも可能)」という厄介かつ使いどころ無限大な能力をもったこの敵がいるからこそ、ジェシカのキャラが立つというか、デアデビルのように「勝てる」ように見えないのがまたリアル。

お話のテーマは「支配」と「そこからの解放」なので、キルグレイブよりもたちの悪い「人の心を操る」あるいは「支配欲の塊」という人物達も出てくる上、どの登場人物達のもつ事情が絡み合って、最後まで物語を動かして行く要素になっていくのがいいです。

とはいえ「デアデビル」と同じご町内ですよ、ということで同時進行していたS2から、看護士のクレアとパニッシャーに因縁のあるレイエス検事が登場。
特にクレアはルークとジェシカを助け、「あたしの知り合いに役に立ちそうな人がいるけれど呼ぶ?」と訊ねる場面もあり、さらにジェシカとの関係で悩んでいるとあるキャラクターの相談相手というかアドバイスをする役周りまで演じております。

(※ちなみにデアデビルでは最終回、C・アン・モスの演じる女弁護士が登場、フォギーを自分の事務所へとヘッドハンティングします)

時間軸的には「デアデビル」シーズン2の10話手前ぐらいなんですかね。だとしたら「アヴェンジャーズ2」の数ヶ月前、「エージェント・オブ・シールド」のS1の終わり「キャプテン・アメリカ・ウィンターソルジャー」の手前ぐらいでしょうか(それならシールド内部は色々シッチャカめっちゃかなので、この事件に彼らが出張ってこない理由付けにはなります)。

さて、ジェシカ・ジョーンズは無事シーズン2の制作が決まり、「ルーク・ケイジ」は9月から単独主演作が放送開始と言うことで楽しみです。ジェシカは当然出てくるでしょうが、パニッシャーはともかく、デアデビルと同じフレームに納まるんでしょうかね、ちょっと今は想像が付きませんが(笑)

できれば映画シリーズはともかく、「エージェント・オブ・シールド」と一回ぐらいはコラボしてほしいもんですが……。

 

どうかご無事で

さて初七日も開けたから、と思っていたら九州で地震が発生したそうで。
震度7という数字に驚いております。
刻々と入ってくる情報で被害の甚大さが分かってきてます。夜が明ける頃には全容が見える様になっていると思いますが、被害に遭われた方がどうか無事に元の生活に戻れますように。
Twitterとかで役立ちそうな情報は流しますが、個人的見解やこれからの予想とか高見からの意見は慎もうと思っています。
311の時慌てに慌て、心配で気を揉むあまり言わないでもいい事をいい、流さないでいいあやしい情報まで「念の為」流してしまったことを、私は深く恥じています。

今回も早速様々な予想予測が飛び交い、「なんでこれをしないんだ」というご意見も聞こえて来ていますが、私は政治家でも消防士でも、自衛官などの現場の人たちではなく、その場所に暮らしているわけでもありません。

今はただじっと流していい情報を判別し、それ以外は普通に、何も変わらず過ごそうと思います。

被害に遭われている人にはどうか、少しでもそれが軽く小さく、元の日常にいち早く戻れますようにと祈るのみにさせていただきたいと思います。

そして仕事に戻って、日常に戻った時、楽しみにしてくれるような作品を書きたいと思っております。

それでは、今日はこの辺で。

ご報告まで

4月8日(金曜日)の朝、3月末に父が肺がん性の胸水で入院していた病院に呼び出され、急速に血圧が下がり、もともと心筋梗塞以来何度も手術をしていた心臓がもう持たない、今週は越えられないだろうから、会いたい人、会わせたい人がいれば呼んで下さい、と言われ、大慌てで病室へ会いに行ったら本人はまだ意識はっきりしてて「サンドイッチが食べたいから買ってきてくれないか?」というので「今日一日はまず大丈夫」と思い買いに出て、ついでに父の部屋から父が聞きたがっていたカセットテープを取って数十分後に戻ったらもう病室を変えねばならないぐらいの危篤状態でした。

実質、病状が深刻になったのは最後の15分から20分ぐらいで、本人が一番恐れていた母や祖母の時のように癌の痛みに何年ものたうつことや、長期の植物人間状態になることもなく、駆けつけてくれた、我が家とは一番仲良くしてくれていた叔母とその娘さんに看取られつつ、あっけないぐらい簡単に逝きました。

現役を引退して10年以上、親しい友人や知り合いも殆ど鬼籍に入られるか縁遠くなった父でしたが、地方紙に出した死亡広告を見て、駆けつけてくださった方たち、献花弔電を送って下さった編集部様、出版社様もあって、告別式は無事に終了いたしました。 ここに御礼申しあげます。

父の晩年、不幸中の幸いだったのは肺がんが原発性で心臓のリンパ節以外の場所へ転移しなかった故か、食欲にあまり影響が出ず、抗がん剤もそれまで心臓を数回手術したせいで強いものが使えなかったため、最後まで「アレが食べたい、これが飲みたい、あれが欲しい」と言い続けてくれたことでした。

おかげで頭にも影響はなく、最後の前日まで本を読み、テレビ見て、ラジオを聞いてということもしてましたし、会話も普通にしてました。

特に食欲は旺盛で、胸水が貯まって入院してからは血圧が下がりまくりだったので、最後の一週間、酒と煙草の次に好きなコーヒーは止められてましたが、死ぬ前日にホットドッグ食べてコーラを飲み、「今度はピザがいい」と言うほどで。

そんなこんなで葬儀も無事に終え、さらに父の部屋の整理を終えたので、一段落付いたと言うことでここにご報告する次第です。

とはいえ未だに、もう父が此の世に居ないというのはピンときてないところがあります。 悲しいと言うよりも「寂しい」です。

またこの2年ちかく、このこと(心臓関係の入院、がんの告知とそちらの入院治療、退院あとの再入院等々)などがありまして、色々仕事やメール、メッセージの御返事が遅れたり途切れたりしておりました、ここにお詫びいたします。

特にこの二ヶ月は父の入退院の頻度が上がり、こちらの更新も滞りがちでした。
重ねてお詫びいたします。

明日の初七日を終えたらさっさと通常業務に戻るべく頑張らせて頂きますので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

まずは御礼とお詫びをかねたご報告まで。

神野オキナ拝

小山田いく先生逝去

……ボンバー弾→プラレス三四郎、すくらっぷブック、るんるんカンパニーが連載されてた頃のチャンピオンはピーター葉夢の連載されていた少年キングと並んで小~中学校までの人生の支えだったなぁ、と溜息交じりに思い出します。

ボンバー弾やプラレス三四郎は完成度の高さもあって純粋に「楽しみ」でしたし、こういうものが作れたらいいなあ、という「憧れ」で………またそれは語る機会もあるので今回は「すくらっぷブック」の話。

「星のローカス」や「ウッドノート」などは他に語る人もいるでしょうし、相応しい人もいるでしょうが、この作品に関してはそういうのを乗り越えて語りたいので、言葉足らずはお許しください。

「すくらっぷ・ブック」はリアルタイム読者だったころを振り返る今となっては、私にとって「親しみのある、ささやかな希望」だったと思います。

小学校六年間、ひどい目に遭いっぱなしだった私は、中学に入ればこんなクソみたいな状況は終わるんだ、と信じてボロボロになるまで単行本を読みながら歯を食いしばっていたのです。

中学になったらもっと大人で、わかり合える人たちに会えるのだと信じていました(それは愚かな小学生なりの自己防衛だったんでしょう)。

私事でありますが、世間様とはともかく、中学入学の最初の週にすくらっぷ・ブックの最終回掲載号が発売されて(当時の沖縄は二週間~三週間遅れ)、そこからさらに辛い三年間が始まったのは、自分の中で凄く象徴的でして。実際、中学になってもそれは小学校に居た連中が上に上がるだけで急速に大人だらけになるわけではなく、私はさらにつらい三年間を過ごすことになります。

それとは別に物作りのなかで、理想の学園ものの指針のひとつは間違いなく「すくらっぷ・ブック」でした。恐らく、他の猛烈に苦い部分のある小山田作品じゃなかったのは、この作品が唯一「ほろ苦い所もある甘い物語」だったからでしょうか。

キャラクターたちも大好きでした。

雅一郎とマッキーのキャラは間違いなく後のいちかとチャイカ、矢真科ユリネに影響を与えてますし、カナちゃんは双葉アオイに、塗り壁電卓ことイチノと、そのサッカー仲間(あとを受けて始まった『ぶるぅピーター』の主役)との関係は「疾走れ、撃て!」の主人公・田神理宇とその親友、三隅裕也の関係描写の根底にみず谷なおき先生の「人類ネコ科」と共にあります。

だから「あそびにいくヨ!」で騎央たちは映像研究会に所属し、みな映画を撮るわけです……出来れば最後に(16巻から17巻の間ぐらいに)彼らの「カッシーニ間隙」を撮らせてやりたかったですが……。

そして晴ボンは間違いなく嘉和騎央と田神理宇のキャラクター造形の根底に存在している「善なるもの」の基本モデルです。

そこに「中学生でも超人的な大活躍をしていいんだ」という笹本祐一先生の「妖精作戦」がくっついたものがベースになって、今の私の作品群があるのは間違いなく。

そして先日発売された「疾走れ、撃て!」は小山田先生の「ぶるぅ・ピーター」を意識した集団劇をやろうとしたものです。

ラストの場面は「ぶるぅ・ピーター」と「すくらっぷ・ブック」の最終回からインスパイアされたシチュエーションでした。

大きなものを、いっぱいいただきました。

小山田先生、どうぞ、安らかにお休みください。

本日発売です!

reute12「疾走れ、撃て!」最終12巻、いよいよ本日発売です。

元々はギャグで、書き始めた当初は「平々凡々の少年がまわりの少女たちに振り回されながら、泥まみれになって頑張る軍隊もの」だった作品が一巻の後半で「選ばれたくなかった英雄」物語に転じて8年近く。

何も可も手探りで始め、進めた作品でしたが、「あそびにいくヨ!」とは違う方向性で作りがいのある作品でした。

最後まで気を抜かずに頑張りました。

良い作品が描けたと思います。どうぞお楽しみください!

神罰と復讐者

NetflixのデアデビルS2にとうとうパニッシャーさんが登場
さすがにこれまで作られた3本の劇場版の誰でも無いのは寂しいですが、アベンジャーズな方々と違って、マイナーな、単なる殺人者で復讐者なキャラはネット専用ということもあってかなり尖っております。

これまでのようにバカスカ撃ちまくるだけじゃなく、武器を奪った南米系マフィアを半殺しにしたうえで精肉所のフックに全員引っかけて放置殺害というのっけから飛ばしまくり。

基本、下町人情キャラとどうしようもない人の屑が横行するデアデビル世界で完全に異彩を放っております。
何しろ出会うマフィアからバイカーギャングから基本皆殺し。
遠くから大口径ライフル、近くで拳銃、あちこちに銃を隠していて、お話の中で初めて顔が見えた次の数秒後にはデアデビルの頭を撃ち抜くという格好良さ。

「マスクと子供のパジャマみたいな格好で街を駆け回る、それで家に帰ったらマスクを取ってたぶんこう思う『あんなことをしたのは俺じゃない、他の誰かだ』ってな。でも兵士はマスクなんかつけない、したくても許されない」

と鎖で縛り上げたデアデビルに向かって言い捨て、
「あんたが街でやることは何の役にも立たない判ってたか?」
「お前は役に立っているのか?」
「関係ない。俺は必要だからやってるだけだ」
「よく言うよ、お前ひとりだけじゃないんだぞ、誰を亡くした? 愛する人間だったのか? それは可哀想にでも誰かを失ったからって、こんなことをする必要は無い」
「失ったことでこうなる奴もいるってことさ」
「お前は本当に惨めだよ」
「そうだろうな……俺たちを癒やすものなんかないんだよ、俺たちを満たし、使命を与えるものもな。俺の霧は思いも寄らぬ時に晴れた」

もう冬の兵士というか、完全に原作の「止めようのない復讐者」キャラ立ちまくり。
映画にあった「実はいい人」描写が殆どなく、役者さんの演技も含めて乾ききったキャラなのが凄い。
S1は完全にキングピン役の人の演技力に悪党の側のドラマがおんぶに抱っこだったんですが、ここへ来てパニッシャーのキャラクターを上手く使って灰色の世界を描いております。

DVD出ないかなぁ。

いよいよ今週末発売です!

reute12「疾走れ、撃て!」最終12巻、いよいよ今週末発売です。
長いと言えば長い、短いと言えば短いあっという間の12巻と8年でした。
皆様、本当にありがとうございました。
彼らに相応しく、読者の皆さんのご期待に添える、良い最終回になったと思います。

今回部数が少ないので紙の本の入手は予約なされることをお薦めいたします!

では何卒紫神小隊のラストをお見届け下さい!