「リラム~密偵の無輪者~」明日発売です!

201607-02

 

 

 

 

 

 

いよいよノベルゼロ初お目見え&新刊の「リラム~密偵の無輪者~」明日発売となりました(地元沖縄を含む一部地域では遅れますが……)。

「神々と魔法と魔法使いが去り、経済が全てを支配する異世界」という今までに無かった舞台で、権謀術策の中を、流浪の元王子が身を寄せた国の為に戦うという物語。

もちろん、神も魔法もないですが異世界であることに代わりは無く、「魔法のような技術」は存在しえるので、色々とこれまでにないギミックやガジェット、世界が描かれています。

大人向けのファンタジーでアクション物、ということで色々工夫し、ストーリーもキャラクターも含め、かなり面白い物が出来上がったと自負しております。

ですが売れなければ意味がなく、皆様の元に届かねばさらに意味がありません。
できれば地元の本屋さんで、と申しあげたいところですが、地元本屋では入荷数が少ないという方は是非下にあるAmazonの広告からご購入をお願いしたい次第です。

なおこのノベルゼロ、文庫形態でありますが、表紙絵の部分が帯になっているので、取り去ると文字だけの一般系小説、あるいは海外文学系文庫のようなジャケットになるのが利点です(笑)。

そういう意味でも「大人が読んで恥ずかしくない」本となっております。

どうぞよろしくお買い上げをお願いいたします!

なお電子書籍化は一ヶ月後になる予定です。紙の本は無理、という方でも、是非、

今から地元FMさんの番組に

でます。

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タイフーンFMさんの「小ネタ超特急」という番組です。

午後7時からの生放送ですが、放送範囲外の所、圏外の方でも以下の場所から聞けますので興味のある方は是非。

小ネタ超特急

今回は「リラム〜密偵の無輪者〜」や、今後の予定とかになる予定です。

 

「リラム~密偵の無輪者~」続報その3

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さて、起こる事件と物語はすでに決まっていましたし、あとは主役たちのキャラクターです。

今回は頭が切れて、異様に強くて、面倒くさがり屋だけど人情の持ち合わせはちゃんとある……という少年が成長したらどうなるか、という、今までに主役に据えたことのないキャラクターを使うことにしました。
それがレイロウです。
もとから「陰険狡猾淫乱美少年と無骨無愛想美女」のコンビで何か書きたいと思っていたところもあり、今回は「そんな彼らの数年後」というイメージで始めました。
まずはバックグラウンドです。
何よりも重要だったのは「その国の人間ではない」こと。
この世界には「国」が無い以上「愛国心」のようなもので主役が動くのは似合わないですし、もっと地に足の付かない理由が欲しかったので、彼は舞台になる国の出身ではなく、そこに流れ着いて、流れ着いた先が気に入っただけの人、ということにしました。
何処の国の人間でもなく、この国の人間でもない人間がただの義侠心と「縁」を理由に命がけで戦う……というのは格好良いな、と。
ではそういう人物がファンタジー世界で生まれるにはどういう経緯をもって生まれるか……というわけで彼のモデルが決まりました。
貴種流離譚となると源為朝、源義経、松平忠輝……このあたりの「異能異才で当時の権力者に理解しがたい存在」。

 

レイロウ素案

 

 

 

 

 

西E田さんのデザインもその辺かなり汲んで貰って良い感じのイケメンさんに仕上がっております。

 

そしてメインヒロインのうちひとりは彼とともに戦場にあった女性、ということでリンザが生まれました。

リンザ

 

 

 

 

高潔なエルフの元女王で、主人公レイロウが少年だった頃に敗北し、服従した後に色々なことがあって愛し合い、魂で結ばれた存在。

そして、彼らふたりを騒動に巻き込むお姫様は単にか弱く美しいだけの存在では困ります……マリエイラのキャラクターは「一筋縄ではいかないけど、可愛らしいお姫様」を目指しました。

 

マリエイラ

 

 

 

 

 

その三人を今回、西E田さんの筆で描いて貰っています。
レイロウは妖しく格好良く、リンザは凛々しく、マリエイラは可愛らしいながらもどこか小悪魔めいて美しく…………彼らと彼らに率いられた仲間たち、敵対する者たちがどう活躍するか、どうぞお楽しみに。

「リラム~密偵の無輪者~」続報その2

さて、「リラム」の世界設定と構造の作り方の続きです。

とある友人が言ってくれたひと言を突き詰めていくことで、「リラム」の世界を成立させることはできました。
そして判ってみれば「なあんだ」でしたが、それを「神」と「王」がいない世界で成立させるためには、神と宗教以上と国家以上に強力なものが必要です。
私はそれを「経済」としました。
秩序は権威と権力で成り立ち、それが「神」と「宗教」と「王」でない以上、そこから「違う選択肢」として生み出されるであろう民主主義もまたそんなに簡単には生まれないでしょうから中世~近代世界にはなくて当然、と考えたのです(これには異論もあるでしょうが、今回私の作品ではそうした、ということで、これが正解ではありません)。
国は経済圏となり、王は決定する仕事を行う社長のような存在になり、彼らもまた会社の経営者よろしく「評価」される立場にあります。
ある意味それは既存のものの「置き換え」でありますが、単なる置き換えではなく、「置き換えた場合起こること」とそれを象徴する「もの」が必要になります。
さて剣と魔法の世界を象徴するものが魔法の杖と剣であるなら、この「経済」で回る世界を象徴するのはなんでしょう。
最初は天秤にしようと思いました。ですがそれは少しありふれているイメージがあります。
白黒でも判るものでなければシンボルにはなりえないので金貨も不可です。
…………では計算機はどうでしょう?
ファンタジー世界にしかあり得ないようなデザインのもの。
「魔法」は失われているのですが「魔法のような技術」は残っていますからこれはクリアできるだろうということで四苦八苦して思いついたのが、タイプライターのボール型打刻装置から思いついた「計算球(レドゥラ)」でした。
ありとあらゆるものの「経費」を計算し続ける装置…………そしてあとはそれが存在する以上現れるであろう世界をデザインする段階になりました。
そこでは人はどう生活し、どういうことが恥で、どういうことが名誉なのか。
計算球に操られる世界だとオーバーテクノロジーが過ぎます、最後はやはり人が査定を下す世界が良いでしょう、でも彼らの権威は何が保障するのか……とかあれこれ思いつきをメモ書きしていくうちに、「ベーシックインカムではなく、国民全員が社員の世界」という別の友人が口にした言葉を思い出しました。
ファンタジーですからそんな世界もあっていいはずです。

そして一週間ぐらいドタバタして、今回の世界が生まれました。

世界で起きる事件はすでに作られています。ではその世界においてこの事件が何故起きるかを明確にしなくてはいけません。

そして、おこった事件の波紋はどういう形で広がっていくのか、あるいは封じ込められるのか。

そんなわけで地図を作りました。
物語の舞台になる場所の距離や構造(A地点からB地点までの移動に掛かる時間や、とある家の一階の何処に階段があって、二階にあがると最初に○○と××の部屋があって、奥に大広間がある、程度のもの)を示した文字だけのメモまがいから、色々線を引っ張って作り上げた「世界地図」まで。
特に今回は経済的原因から起こる「スパイ物」ですから距離と位置関係は大事です…………ですからドタバタとこういうものを作りました。
エスピオナージュドラグーン 世界地図(概念)

 

 

 
こんなマウスとペインターで引っ張ったグダグダな地図を、デザイナーの方がちゃんと下にあるような「本物の異世界の地図」に変えて下さったのは「プロの技」を見せて貰った思いでした。
(※なおこの地図は面積と位置関係がメインのもので、実際の大陸間の距離はもっとあり、特に北方辺境はもっと北にあります、念の為)

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「リラム~密偵の無輪者~」続報その1

7月15日にカドカワのNOVEL ZEROレーベルから出る「リラム~密偵の無輪者~」は色々な意味で「新しい」ことをやっております。

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そのひとつが「神」と「魔法」が存在しない、しかし中世~近世ヨーロッパのような世界観での異世界もの、ということでした。

この時代の権力者の代表である「王」も神無しでは存在し得ません。

大雑把にいえば王は基本、神の名において統治を許されるからです。

王がなければ国もなく、何よりも宗教がありません。そして「魔法のような技術」はありますが「魔法」と「魔法使い」もいない、としました。

ですが、それでも中世~近世ヨーロッパのような社会は作れるはずです、まして本当の地球上の歴史ではなく、ファンタジーですから。

この冗談みたいな発想に突破口を与えてくれたのはちょっとした視点の変更でした。

というわけで07月15日に新刊発売です!

これまで、
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こういう小さな西E田さんのキャラ案の映像でしかご紹介できなかったNOVEL ZEROさんでの新刊、「リラム~密偵の無輪者~」の書影が出ました!

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NOVEL ZEROさんは表紙が帯に印刷されているので、帯を外すと無地のジャケットのみになるという「大人が電車内で読んでも恥ずかしくない新しい小説」となっております。

そういうわけで、小説屋としても頑張らせていただきました。

大きな二つの国に挟まれた小さな国が、片方からは見捨てられ、片方からは狙われるという状況で、戦争ではない解決方法を探るべく主人公達が奔走するという物語。

大きな特徴は「神」と「魔法」がなく、当然のごとく「神」に保障された「王」も「国」も無い世界ということと、それらに変わって「経済」が全てを支配するファンタジー社会、というのを大真面目にやってみました、ということ。

興味のある方は是非、お買い上げの程をどうぞよろしくお願いいたします。
かなり面白い物が作れたと今回自負しておりますので!

リラム~密偵の無輪者~NOVELI ZEROページ

 

もらいもの記念

大分前になってしまいましたが、知人のモデラーさんから、こういうものをいただきました。

 

 

 

2016年2月22日-010

 

コトブキヤの「ホイホイさん」シリーズのひとつ「ペストXさん」を改造したエリスです。
思えば当初、アシストロイドは「ホイホイさん」みたいなエリスのSDタイプの筈でしたが、放電さんが知らなかったためこのデザインになったといういわくを考えると感慨深いものがあります。

一説には「自作すると商品化される」というモデラー業界のジンクスがあるそうですが、さて、ウチの子はどうなんでしょうね?(笑)

ちょっと公開中


去年集英社ダッシュエックス文庫で出しました「イコライザー!」の第一巻には没原稿が100枚ほどあります。いくつかの場面は再利用したんですが本編はほぼ丸ママ載らないことになりました。
一種のパラレルということで楽しんでいただければ幸いです。
できればこれもどこかで続編を出したい所なんですが……

イコライザー! 没原稿(上)|神野オキナ|note(ノート) 

今後の予定まとめ

今のところ確定しているのは7月15日にカドカワのNOVEL ZEROというレーベルから「リラム~密偵の無輪者~」という作品が出ると言うこと。


魔法使いと神が去った世界で、国も宗教も王という言葉も消え、経済圏がその代わりになり、魔法の「ような」技術で作られた特殊な計算装置で世の中の8割以上のことが決められた世界。その中にある小さな経済圏を守る為に、サムライと呼ばれる戦闘職の最高位に上り詰める実力を持っていた青年が「軍隊無き戦争」をしかけるというお話。
10年以上離れていた異世界ファンタジーものなので、世界観地図、および舞台になる場所の地図まで作ることとなりました。もちろんシロウトの作者が作った物では無く、ちゃんとしたデザイナーさんの手でクリンナップされたものが冒頭に収録されますのでご覧下さい。
絵は西E田さん。
これまでのNOVEL ZEROと違い、表紙(というより帯部分)のみではなく、口絵もあるそうで、今から楽しみです。
小さいですが、これがメインキャラクター三人の素案です。

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そしてMF文庫Jで秋口に出る予定なのが「エルフでビキニでマシンガン!(仮)」という作品。異世界のエルフが銃火器類他をこちらの世界から密輸して……というお話。

権謀術策渦巻く「リラム」と違い、脳天気で明るい作品にしてあります。
こちらもまた地図を書きおこしました。
この作品も挿絵はかなりの実力派をお願いしてあるので、確定いたしましたらまたここでお知らせを。

で、今現在進行して秒読み段階なのが「南国戦隊シュレイオー」の続編で完結編の「ダマスカス・ハート」上下巻の電子書籍版。
これまで同様マイナビさんのレーベル「楽ノベ文庫」内「神野オキナシリーズ」での刊行となります。


今だから明かすと「ダマスカス鋼」という何種類もの鋼を重ね、混ざり合わせることで美しい紋様を描く素材がありまして、これを使った刃物を「ダマスカスブレード」と呼ぶワケですが、この作品では色々なキャラクターたちの思いが錯綜し、重なり合うイメージで「ダマスカス・ハート」と名付けました。
表紙絵は電子書籍版「シュレイオー」1巻に引き続き、田沼雄一郎さん。
今回は躍動感のあるジャケットに仕上がっているのでどうぞお楽しみに。

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このほかにも年内には「謀略師(仮)」というファンタジーものや、現代を舞台にした追跡ものの企画を動かしております。

また紙の本が絶版状態にある諸作品も電子化を進めておりますので、こちらも近いうちに発表出来れば、と思っております。

あとまあ、ここではまだ発表出来ない諸処の仕事もアリマシテ、有り難い事にまだまだドタバタと仕事をしていられそうです。

どうぞ皆さん、よろしくお願いいたします!

落書き供養

新作の準備やら何やらをしていたら疾走れ、撃て!12巻を書き終えた後、勢いに任せて書いたものが出てきましたのでちと供養。

まあ、落書きですので、正史とは関係ないですよ、ええ(笑)

この広い並行世界のどこかには、こうやって繋がってる所もあるかもしれませんが。

 

通話傍受記録オ/キ 20160611018014

20××年、沖縄首里某所

「へえい、どうもおひさー……ああ、誰かと思ったら。ごぶさたー。…………オーケイオーケイ今大丈夫……うん、でどうだった? 同窓会に間に合った? ……え? 六年もずれてたの……あーそうか、次元の流れ位相差を少々甘く見すぎてたわね。……同調用の次元レンズと集束率を変えるようにチャイカに伝えとく。うん……で、お仕事はどう? たしか宮内省陰陽課? ……え? 人殺ししない仕事は楽でいい? うんうん、人の生き死にはあんまり左右したくないもんねえ。で、おふたりさんはどう? ちゃんと元気?…… え? ひとり増えたの? ……そっか……六年も待ってくれてたんだ、なるほどねえ。そりゃつれて来ないとだわ。うん……あ、そうそう、今日ね、アントニアがそっちにエリスや騎央君も連れて行くから、挨拶してあげて。大丈夫みんないい子だから……うん、うん、よかった。わかった、次はもうちょっと早く行けるようにする、向こうの時間で半年後、ぐらいかな? ま、改良は早いと思うわよ? ……うん、それと例のアントニアのパワードスーツ、最後の調整は終わってると思うけどどう? …………よっしゃ、じゃああとは馴らしていくだけね……うん、その、新しい方の彼女に関しては南条さんにお願いすればいいわよ。大丈夫だって、だーいじょーぶ。宮内省陰陽課はその辺融通聞くもの……おっけー。じゃ明後日そっちいくからその時にでも。んじゃ、またねー♪」