シミュレーション

そういえば今まで自分が書いたことのない主人公ってどんなのだろう、とつらつら思っていたら、「常に絶対的正義を振りかざす主人公」というのはそういえばまだ描いた事がありません。
現実はともかく腹の底から「私は善人です」「私のすることは絶対的な正義です」と胸を張って言うような主人公はおっかないなーというのが個人的な感覚の底の底にあるんでしょうか。
子供の頃仮面ライダーもウルトラマンも「自由と平和」のために戦ってましたしレインボーマンも「正義の味方」であっても「絶対正義」を標榜したりはしなかった、というのがあるのかもしれません。
反射的に嗜みと自分自身への「恥」のない人間はどーもなぁと思います。
絶対的な正義とか、善意とか言うのは存在してもその瞬間、場面にのみ成立するもので、恒久的じゃない、と。
冒頭でそうであっても、そこから自身の善意や正義を試されていく、というのであればそれは必要な「仕掛け」なんですが、それらを一切問われず、ただ主人公の正義と善意を作品中全ての存在から賞賛されるだけというのはどうも面白く出来ないよねと首を捻っております。