事実は小説より手抜き

BSで「ホワイトハウスダウン」を見ました。
まだホワイトハウスの主がオバマ大統領だったコロの映画。
C・テイタムの前半の駄目父さんぶりと中盤以後のダイハード(何しろランニングシャツ姿ですから)な派手さと、大統領の軽妙洒脱さ、さらにベテランシークレットサービスのジェイムズ・ウッズの渋さが光る作品です。
チャニング・テイタムという人も不思議な役者で、こういう作品にも出れば冗談みたいな役柄を嬉々として演じたりもするのでした。

テロリストたちがまるっきり客の携帯電話を気にしていないというのはご愛敬。
さて、ホワイトハウス襲撃犯の正体が過激右翼がメインで、さらに彼らには軍産複合体が裏から銭を出して、という設定。
最終目的は金と中東への一斉核攻撃による「恒久的な世界平和」というのが当時は「壊れてる」とされていたのも時代ですね。
最後は裏で糸を引いているやつらもまとめて大統領がやっつけるよ、というラストになるわけですが、その数年後、わざわざテロリストなんか送り込まないで、あっさりと国の主導権をとって、ホワイトハウスの主はそういう人になっちゃうわけですから、事実は小説よりも奇なりというか、手抜きといいますか。