アニメ「あそびにいくヨ!」も七年前になりますね

気がつけば、「あそびにいくヨ!」のアニメ第一話の放映日でございます。
ファニメーションさんのおかげで英語字幕、吹き替えもついて世界的に販売され、今なお年に数回海外のファンのかたから「あの続きはどうなった?」と訊かれる有り難い作品となりました。
原作も二年前に終わり、不思議な猫たちは去って行きましたが、ま、七周年と言うことで少し思い出話を。
七年前というのはあっという間にも思え、十年近く前と考えれば随分昔の話だなあとも思えます。
とりあえず夏はキラキラしているものですが、2010年の夏は、デビューなんて夢のまた夢、原稿用紙に鉛筆で書いていた10代のころ以来の、とってもキラキラした夏でした。
何度か話しているのでご存知のかたもいらっしゃると思いますが、実を言うと2004年ぐらいにも一度、アニメ化の話がありました。
時期的にはそう、丁度PS2でゲームの企画が出た頃です。
かなり有名な所で大いに期待もしたんですが、いつの間にか立ち消えに。
以来「決まったときだけ教えて下さい」と編集部にはお願いしておりました。
で、10巻も超え、そろそろ作品自体のフィナーレを考えないとねと考えはじめた矢先、MF文庫編集部から「アニメ化決まりました」と言われたときは心底嬉しかったです。

しかも80年代「天地無用!」や「メガゾーン23」「神秘の世界エルハザード」さらにいちかのモデルのひとつである「戦え!イクサー1」を作ったAICの流れに連なる会社で、まさか自分の作品がアニメ化されるとは夢にも思わず。
実は一時お蔵入り手前だったところを当時のMF文庫の編集長三坂さんの奔走で何とか制作にこぎ着けたという話はそろそろ解禁してもいいでしょう。
本当にMF文庫さんには、いくら感謝しても足りません。
それからロケハンにスタッフの皆さんが来て、キャストを決めるためのデモ音源が来て、主題歌の仮歌がやって来て、設定書が仕上がり……第一話のアフレコに立ち会うことになるわけです。
1クールではありましたが、自分のキャラクターたちが動き回り声を上げて笑ったり泣いたり怒ったりするのをただただ、収録スタジオの中で呆然とみていたものです。
特に第九話は「俺らは寂しいスペースマン」が使用出来ただけではなく、茅原実里さんにラウリィを演じて貰い、最後はほぼオールキャストでの合唱という夢を、現実のものとして目の前で見せて貰いました。
心残りは全話の収録に立ち会うべきだったなーというのと、第一話のお墓の前の宴会場面、無理を言ってでもガヤ(エキストラ)の声をやらせて貰えば良かったと言うこと(笑)

そして今なお不思議なんですが、作者権限で全ての回の絵コンテ、脚本、設定資料をいただいた筈……なのですけれど、何故か金武城真奈美の学校の制服姿の設定資料「だけ」が来ませんでした。
アニメを作る以上存在する筈なんですが「これで全部です」ということで……今や制作会社のAICプラスさんもないので、真偽の程は判りません。

出来ればアオイの妹のガーヴルのサヲリとその一家、チャイカの娘たち、そのほかの後半登場するキャラクターたちも見てみたかったですが、それは未来の夢と言うことで取っておきましょう。

そして今年の夏からはライトノベルだけでなく、少し違う神野オキナをお見せ出来ると思います。
もうちょっとお待ちを(笑)