「この業界には時間外労働が必要よ」「それは家庭でも同じです」

CSでの初回放送時、大雨のお陰で殆ど観ることが出来なかった「エージェント・オブ・シールド」の第2シーズンの1話2話を見ようとレンタルしてきたら、オマケに「エージェント・カーター」の第1話が入ってました。
「キャプテン・アメリカ」の永遠の恋人、元イギリス情報部のペギー・カーターが戦後、シールドの前身になるSSRのエージェントとして活躍する、というお話。

実は「エージェントオブシールド」のシーズン2を動かす「とある品物」は彼女がヒドラからは捕獲した物資という設定なので、この「エージェント・カーター」は設定の背後を描く意味で「エージェント・オブ・シールド」の中程辺りの時間帯で放送されたとか。

1948年、戦後3年という東京は焼け野原、バラックと闇市の時代ですが、そこはアメリカ、無傷の高層ビルが立ち並び、「人類最後の大戦争(当時はこう思われていました)」に勝ったという喜びに湧いてて、社会は戦時体制を解かれ、かつ戦時中に工場で働いていた女性達が戦地から戻ってきた男性を雇用するために次々と首切りにあっていた時代でもあります。

男尊女卑が認識さえされていない時代と街並み、人の暮らしをてきぱきと活写しながら、「キャプテンアメリカの恋人だから出世したんだろ?」と軽く見積もらつつ、そんな頭の悪い偏見をはねのけるべく背中を真っ直ぐ伸ばしているカーターの姿が恰好イイのです(中には彼女の立場に同情的で庇おうとしたりする同僚も居ますが『好意は嬉しいけれど、自分の事は自分でやらないと意味がないから』とはね除ける潔さ!)。
ただ少々意固地になってる部分があるというのがまた彼女なりにキャップの喪失を埋めようとしているのかしら、とも取れるのが上手い。

1話の特別ゲストという形で「アイアンマン」の社長こと、トニー・スタークの父親も「キャプテン・アメリカ」から引き続き登場しますが、実は若い頃は息子に負けず劣らず女ったらしだったこのスターク父が、カーターにだけは「友人」である、という所がまた、「キャプテン・アメリカ」とこのお話が地続きであるという証明になっております。

そして意外なキャラクターのモデルと思しき人物も登場。なるほど彼をモデルにするわなーという人物でもあります。今回のタイトルはカーターとその人物の会話からの抜粋。

さらに「アイアンマン2」に絡む人物まで登場というのがまた。

個人的には40年代後半~50年代頭にかけての風俗や小道具、セットなどの豪華さはやっぱりアメリカだなあと思います。日本ではまず同じ時代の小道具をそろえるだけで大変でしょう。

「自動送受信型タイプライター」やら「腕時計型金庫解錠装置」などのスパイガジェットも盛りだくさんで見ていて楽しいです。

2月にはレンタルが開始されますかねえ。それともBlu-rayを買ってしまおうかしら。